スマホ対応機種が主流になりつつあるラベルライター。
今回はその中でも価格帯の近いキングジムのテプラSR-MK1とカシオのネームランドKL-SP100にスポットを当て、それぞれの機能・性能や特徴を比較してみました。
まずは結論として、下の12項目の比較と、それぞれの製品をおすすめする人をご覧ください。
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
①本体価格(実質販売価格) | ![]() 11,818円~ (ACアダプター別売、お試しテープ無し) | ![]() 10,340円~ (ACアダプター、お試しテープ付) |
②電源 | 単3電池 × 6本 or ACアダプター(別売) | ACアダプター(付属) or 単3電池 × 8本 |
③テープ幅 | ![]() 4/6/9/12/18/24 mm | ![]() 3.5/6/9/12/18/24 mm |
④テープの種類 (クリーニングテープを除く) | ![]() 19種類 (うち、6種類はビジネス向け) | ![]() 14種類 (うち、4種類はビジネス向け) |
⑤オートカッター | ![]() あり | ![]() ハーフカット機能あり |
⑥剥離紙(台紙)のはがしやすさ | ![]() ハーフカット機能なし | ![]() ハーフカット機能あり |
⑦パソコン接続 | ![]() 非対応 | ![]() USB接続 |
⑧印刷解像度 | ![]() 360dpi | ![]() 200dpi |
⑨アプリの使いやすさ | ![]() アプリの使い分けがベター | ![]() |
⑩テンプレート・イラスト・絵文字の充実度 | ![]() 人気イラストレーターのコンテンツが豊富 | ![]() くまもん、ラスカルの絵文字が使える |
⑪画像印刷 | ![]() 線画なら◎ | ![]() モノクロ化の方法が選択できる |
⑫本体カラーバリエーション | ![]() ベージュ/ブラック/カーキ | ![]() ホワイトのみ |
テプラSR-MK1がおすすめな人👇
- 小さな文字や繊細なデザインを印刷することが多い(印刷品質を重視)
- 人気イラストレーターのコンテンツを利用したい
- マスキングテープを使いたい
ネームランドKL-SP100がおすすめな人👇
- 大量印刷をすることが想定される(ハーフカット機能を重視)
- パソコンでもラベル作成できる方が良い(高度な機能を使いたい、デザインの細かい調整がしたい)
- コスパを重視(価格面と機能面とのバランス)
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テプラSR-MK1とネームランドKL-SP100の比較
①本体価格
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
①本体価格(実質販売価格) | ![]() 11,818円~ (ACアダプター別売、お試しテープ無し) | ![]() 10,340円~ (ACアダプター、お試しテープ付) |
販売価格はどちらもさほど変わりませんが、注意したいのはその内容です。
ネームランドKL-SP100に関してはACアダプターとお試しテープが付属しているのに対し、テプラSR-MK1は本体のみです。
テプラのACアダプターは純正品で4,500円ほどしますので(互換品もあり)、もし乾電池ではなくACアダプターで使用したいという場合はその点も考慮する必要があります。(テプラの別機種をお持ちの場合は使い回せる可能性があります)
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②電源
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
②電源 | 単3電池 × 6本 or ACアダプター(別売) | ACアダプター(付属) or 単3電池 × 8本 |
電源に関してはどちらも乾電池かACアダプターを使う必要があり、充電式ではありません。
ネームランドKL-SP100に関しては単3電池が8本必要なので、もし電池で使うという場合はエネループなどの充電式の電池を検討するのも良いでしょう。
テプラSR-MK1は上でも述べた通り、ACアダプターが別売りとなりますのでご注意ください。
③テープ幅、④テープの種類
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
③テープ幅 | ![]() 4/6/9/12/18/24 mm | ![]() 3.5/6/9/12/18/24 mm |
④テープの種類 | ![]() 19種類 (うち、6種類はビジネス向け) | ![]() 14種類 (うち、4種類はビジネス向け) |
- テープの種類に関しては機能・材質が同じものは同じ種類として筆者独自の分け方をしています。色や模様に関しては種類分けしていません。
- テープの種類に関してはどちらもクリーニングテープを含まない数です。
テープ幅に関しては一番細いテープが4mmなのか3.5mmなのかの差だけで、それ以外は同じになりますが、ネームランドには拡大印刷という特徴的な機能があり、複数枚のテープを並べて貼ることで1枚の大きなラベルのように仕上げることができます。

テープの種類に関してはどちらも充実しており、家庭向けはもちろんのこと、店舗やオフィスでも使える種類のラインナップが揃っています。
テプラPRO | ネームランド |
・白ラベル/透明ラベル/カラーラベル/模様ラベル/キャラクターラベル ・強粘着ラベル ・キレイにはがせるラベル ・マグネットテープ ・マットラベル ・マスキングテープ ・クラフトラベル ・上質紙ラベル ・りぼんテープ ・屋外に強いラベル ・インデックスラベル ・アイロンラベル ・アイロン転写ラベル ・(備品管理ラベル) ・(下地がかくせるラベル) ・(耐熱ラベル) ・(熱収縮ラベル) ・(ケーブル表示ラベル) | ・スタンダード/白文字/透明/パステルアッシュ/蛍光色/キャラクター/おなまえ ・クラフトテープ ・ペーパーテープ ・リボンテープ ・布転写テープ ・アイロン布テープ ・マグネットテープ ・抗菌テープ ・強粘着テープ ・油のついている面にもしっかりはれるテープ ・(キレイにはがせて下地がかくせる強粘着テープ) ・(熱収縮チューブ) ・(セキュリティテープ) ・(配線マーカーテープ) |
- カッコ内のテープはビジネス向けのものです(あくまで筆者の判断です)
- 赤字はそれぞれの製品にしかない種類のテープです。
- 機能・材質が同じテープは同じ種類として筆者独自の分け方をしています(色・模様による種類分けはしていません)。
どちらも充実のラインナップで、ビジネス向けのテープを除くと大差はありませんが、テプラPROの方はデコレーションなどで幅広く使えるマスキングテープがある点でやや優位になるかもしれません。
あとはテプラPROはリラックマのテープ、ネームランドはキティちゃんのテープがあるので、そのあたりは好みになるでしょう。
色や模様のラインナップに関してはそれぞれの公式サイトでチェックするのをおすすめします。

価格については一番オーソドックスな白地/黒文字のテープに関しては両メーカーで大差ありませんでした。
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⑤オートカッター、⑥剥離紙(台紙)のはがしやすさ
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
⑤オートカッター | ![]() あり | ![]() ハーフカット機能あり |
⑥剥離紙(台紙)のはがしやすさ | ![]() ハーフカット機能なし | ![]() ハーフカット機能あり |
テープの剥離紙(台紙)のはがしやすさに関してはハーフカット機能が付いているネームランドKL-SP100の方が断然優位になります。
ちなみにテプラに関しては少々お値段は張りますが、ハーフカッターというものがあり、テプラユーザーはこちらがあるとかなり楽になるようです。
⑦パソコン接続
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
⑦パソコン接続 | ![]() 非対応 | ![]() USB接続 |
テプラSR-MK1はパソコンには対応していません。
ネームランドKL-SP100はUSBでのパソコン接続が可能で、パソコンに接続することで表組みや差し込み印刷などの高度な機能が使えますので、ビジネスシーンでも役立つでしょう。
また、パソコンだと大きな画面で作業することができるので、文字や絵文字などの微調整がしやすくなります。
細かいところまでこだわりたい人や大量印刷をしたい人にとってはパソコン接続ができるのはメリットになるでしょう。
一方のテプラも2種類あるアプリのうち「TEPRA LINK 2」の方は流し込み印刷機能があり、外部ファイルの読み込みもできるので、作業のしやすさはパソコンに劣るものの、高度な機能も使える仕様となっています。
⑧印刷解像度
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
⑧印刷解像度 | ![]() 360dpi | ![]() 200dpi |
解像度はテプラSR-MK1が家庭向け機種としては他メーカー含め最上級で、小さな文字や繊細なデザインもきれいに印刷することができます。
下のX投稿の写真を拡大して見てみるとわかると思いますが、文字もイラストもとても滑らかに印刷されています。
持ち物のお名前つけには「テプラ」!!
— うさぎや岡山東店 7/5リニューアルオープン! (@usagiya_higashi) February 12, 2023
「MARK」はアプリをダウンロードするだけで
誰でも簡単にきれいなラベルを作成できます✨
入園・入学準備におすすめ😊 pic.twitter.com/CVDI4VUTz0

筆者自身も実際にSR-MK1を使ったことがありますが、その印刷品質の高さには感動しました!
一方のネームランドKL-SP100も解像度としては劣るものの、家庭向け機種としては十分な印刷品質です。(下の画像は同スペックの「ちいかわ」バージョンの機種)
新学期準備。テンション上げてもらうためにちいかわのネームランド購入。各ノートに貼ったら、娘のお気持ちアゲアゲになってました。単純。 pic.twitter.com/CsE6LOgD2n
— かいな@2028N (@xxkaipanxx) February 2, 2025
⑨アプリの使いやすさ
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
⑨アプリの使いやすさ | ![]() アプリの使い分けがベター | ![]() |
テプラProのアプリは「Hello」と「TEPRA LINK 2」の2種類のアプリがありますが、「Hello」に関してはおしゃれなテンプレートが選べるものの、使い勝手が良くないとの口コミが多いのが現状です。
そういう状況があってか、後からリリースされた「TEPRA LINK 2」はシンプルで直感的に操作ができる仕様になっており、このアプリがリリースされてからは格段に使いやすくなったという声が多くありました。


一方のネームランドは「LABEL DESIGN MAKER 2」というアプリで、こちらは評価が分かれるものの、使いやすいという声も多く筆者自身も使っていてわかりにくいとは特に感じませんでした。

それぞれのアプリの特徴を下にリストアップします。
テプラPRO | ネームランド |
・タイムラベル(Hello) ・保存ラベルの検索機能(Hello、TEPRA LINK 2 共通) ・一括作成(Hello) ・複数ラベル機能(TEPRA LINK 2) ・Google翻訳(TEPRA LINK 2) ・保存ラベルのフォルダ分け(TEPRA LINK 2) | ・保存ラベルのフォルダ分け ・デザインを揃えて作る ・お名前ラベルを作る(氏名を登録しておいてラベル作成時に呼び出せる機能) ・拡大印刷(こちらの機能) ・連番印刷 |

テプラの「一括作成」とネームランドの「デザインを揃えて作る」は同じような機能で、同じデザインのフォント部分だけを変えたラベルを複数枚同時に作成できる機能です。
ちなみにQRコード挿入と画像挿入はどちらの製品でも可能です。
フォントに関してはどちらの製品もアプリ内蔵フォントおよびシステムフォント(スマホに元から入っているフォント)の両方が使えますが、テプラに関してはアプリ内蔵フォント一覧の情報が見つかりませんでした。
テプラに関しては筆者のスマホ(iPhone)のスクリーンショットを載せておきます(日本語フォントのみ)。ネームランドに関しては公式サイトに情報がありました。

アプリが使いにくいとせっかくのラベルライターも宝の持ち腐れになってしまいます。
本体購入前にアプリをインストールして操作感を確認してみることをおすすめします。
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⑩テンプレート・イラスト・絵文字の充実度
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
⑩テンプレート・イラスト・絵文字の充実度 | ![]() 人気イラストレーターのコンテンツが豊富 | ![]() くまもん、ラスカルの絵文字が使える |
どちらの製品もおしゃれなテンプレート・イラスト・絵文字が豊富に用意されています。
テンプレート関してはテプラは500以上、ネームランドは350以上、絵文字に関してはテプラは900以上、ネームランドは1000以上あります。






テプラはそれに加え、人気イラストレーターのコンテンツも使えるのと、ネームランドはくまもんとラスカルの絵文字が使えます。

(テプラ)

(ネームランド)
また、ネームランドKL-SP100は同スペックのちいかわモデルとムーミンモデルもあり、それぞれちいかわの絵文字、ムーミンの絵文字が搭載されています。
試しにアプリをインストールし、どんなコンテンツがあるのかを確認してみることをおすすめします。
⑪画像印刷
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
⑪画像印刷 | ![]() 線画なら◎ | ![]() モノクロ化の方法が選択できる |
線の細いイラストなどに関しては解像度360dpiのテプラSR-MK1の方がより滑らかに印刷できますが、ネームランドKL-SP100の方はモノクロ化の方法を(シンプル・誤差拡散・ディザリングから)選択できるという点では優れています。
(テプラは下の画像で言うと「シンプル」のモノクロ化方法一択になります)

写真を挿入する場合はこのようにモノクロ化の方法が選択できるとその写真に最適な仕上がりを選ぶことができます。
ただ、白地に黒い線だけで描かれているようなシンプルなイラストの場合はこの点は気にする必要はありませんので、写真やたくさんの色が使われたイラストをラベルに挿入することがありそうか?を考えると良いでしょう。
参考までにそれぞれの製品で印刷されたイラストの仕上がり写真を載せておきます。
▼テプラPro
テプラmarkすごいいいい😳東急キャラのスケジュールシール作れた🥳絶対出庫しないだろう8月にくっつけてみたw#のるるん#てるまる#ノッテちゃん#しぶそば pic.twitter.com/0tgdQ1SptJ
— Skb (@lightsunshine11) February 13, 2024
▼ネームランド
イラレ触りはじめたら時間溶けてた。
— カリィミーまみ🍛下北沢ミスカレー (@beauty_whizzzip) December 3, 2024
ネームランドに描いたイラスト入れられるの今日はじめて知った😳 pic.twitter.com/aobWUGc1no
⑫本体カラーバリエーション
![]() テプラPro SR-MK1 (2020年10月発売) | ![]() ネームランド KL-SP100 (2022年10月発売) | |
⑫本体カラーバリエーション | ![]() ベージュ/ブラック/カーキ | ![]() ホワイトのみ |
テプラSR-MK1は定番のホワイトはないものの3色のカラーから選ぶことができます。ネームランドKL-SP100はホワイト一色です。

ちなみに重さに関してはテプラが470gに対し、ネームランドは710gあり、口コミを見ていても「大きい」「重たい」という声をよく見かけました。
口コミの比較
どちらの製品も口コミがたくさん付いているので、それぞれ要点をまとめました。選ぶ際の参考にしてください。
テプラSR-MK1
肯定的な口コミ
- 印字がとにかくきれい!かなり小さな文字までくっきりと印刷される
- 本体がコンパクトでおしゃれ
- アプリ「TEPRA LINK 2」がリリースされてから使いやすくなった!
- おしゃれなラベルデザインが豊富
否定的な口コミ
- アプリ「Hello」の使い勝手が悪すぎる
- 電源のLEDランプがボタンに付いているのでボタンを押しているとランプが光っているかどうかわからずストレス
- ACアダプターが付属でないのが残念
- パソコンでも使えるようにしてほしかった
ネームランドKL-SP100
肯定的な口コミ
- アプリが直感的に操作できて使いやすい
- パソコンでもラベル作成ができて便利
- ハーフカットでテープがはがしやすい
- 印字速度が速いので長いラベルでもイライラしない
否定的な口コミ
- 本体が思ったよりも大きくて重たい
- PC接続はUSBではなくBluetoothにしてほしかった
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【まとめ】テプラSR-MK1とネームランドKL-SP100、どっちを選ぶ?
テプラSR-MK1がおすすめな人
- 小さな文字や繊細なデザインを印刷することが多い(印刷品質を重視)
- 人気イラストレーターのコンテンツを利用したい
- マスキングテープを使いたい
ネームランドKL-SP100がおすすめな人
- 大量印刷をすることが想定される(ハーフカット機能を重視)
- パソコンでもラベル作成できる方が良い(高度な機能を使いたい、デザインの細かい調整がしたい)
- コスパを重視(価格面と機能面とのバランス)

度々にはなりますが、本体購入前にアプリの使い勝手は一度チェックしておくことをおすすめします!
▼ 小さい文字までくっきり滑らか!お店のようなおしゃれなラベルがおうちで叶う
▼ ハーフカット&PC接続可能でコスパ優秀!お試しテープ付きで届いてすぐにラベル作成できる